用語解説・その他

用語解説・その他

このページでは当サイトで使われている建築(工事)用語をご説明させて頂きます。ご不明な用語等がございましたら、お問合わせ下さい。・・また随時、用語を掲載し、ご案内させていただきます。


用語の目次





建付け点検調整とは?・・・

  • 一時的に解決されても・・・
    床を歩くと軋む音がする、又は、ドアーや引き戸に隙間が空いたりスムーズに開閉出来ないなどの不具合が起こります。削ったり、敷居を操作しても一時的には解決されても又、同じ様な現象が起こります。

  • 建具自体に不具合がある場合もありますが・・・
    建付け不具合の原因は殆んどの場合、床下の束石が下がり部材との隙間ができて建具の均衡が失われて起こります。

  • 束石などを更に安定させます。
    具体的には、床下より柱下にジャッキアップして束石下に転圧をかけて安定させたり、又は束石にパッキングをします。場合によってはコンクリートベース(平盤)を施工して更に束石を安定させます。

  • 工事の前後に建付けを確認します。
    弊社では、その様な建具の収まりを曳き家・嵩揚げ工事の前後に確認(垂直計測)した上で工事を進めて建物据え付け完了時に、各、建具建付け点検調整をします。

  • 弊社はその他の原因を出来るだけ調査し究明します。

その他の、原因では軟弱地盤(液状化地帯)による不同沈下もあります。

遣方(やりかた)とは

  • 建築用語で新築工事などを着手する前に、建物の正確な位置を出す作業のことです。

ユニバーサルデザインとは?

できるだけ多くの人が利用可能であるようなデザインにする事とデザイン対象を障害者に限定していない点が一般に言われる「バリアフリー」と違う点です。

●その考え方は、

  • どんな人でも公平に使えること
  • 使う上で自由度が高いこと
  • 使い方が簡単で、すぐに分かること
  • 必要な情報がすぐに分かること
  • うっかりミスが危険につながらないこと
  • 身体への負担がかかりづらいこと(弱い力でも使えること)
  • 接近や利用するための十分な大きさと空間を確保すること

バリアーフリーとは?

高齢者、障害者、子ども、妊婦、などが建築物を利用するときに支障となる障壁(バリア)を取除いた建築物のことです。・・・(ユニバーサルデザインに基づいた考え方から出発しています。)

●具体的には

  • 駐車場スペースは車椅子でも楽に利用できるようにする。
  • 玄関は車椅子でも通れる様に手すりつけてスロープ式にする。
  • 玄関や部屋のドアーは車椅子でも通れるようにする。
  • 廊下(動線)は拡く手すりをつける。
  • 階段は手すりをつけて緩やかにする。
  • トイレや風呂は間口を拡くして車椅子でも利用できるように段差がなく手すりつける。

転圧(てんあつ)とは?

  • 基礎下などになる地盤を、ランマーなどを使って突き固めることで、多くは砂利や割栗石などを、敷きつめた上から行います。特にケースバイケースですが床下でも違った形で転圧を掛けます。

凍害(とうがい)

  • 建築部材のなかにある水分が凍って、機能障害を起こすことです。
    たとえば、土中の水分が凍ると、土の体積が増えるので、そのうえに載っている建物を持ちあげたりする。それを防ぐために、地中の凍結線より深く基礎をすえるなどの対策が必要です。
  • 屋根鉄板のジョイント部分の隙間に水が入り凍結した場合にも鉄板が膨張する事があります。
  • また、水道管や給湯機の中の水が凍って、水道管を破裂させることがあるので、保温を施しておきます。

アンカーボルト

  • 基礎と土台を繋いでいる直径15ミリ、長さ550ミリ程度の鉄製のボルト。基礎の中には250ミリ以上、上には120~150ミリほど出し、基礎の2~3メートル間隔に入れていきます。

養生(ようじょう)

  • その言葉のもつ意味は建築分野で普遍的な形で用いられています。
  • できあがった部分を傷つけたり、汚したりしないように保護することです。養生をきちんとするか否かが、上手い工務店かどうかの分かれ目だと言われています。
  • また、コンクリートの設計強度を確保するため、適正な温度や水分を保持することや資材などが剥がれて落下しても、通行人に怪我がないように、朝顔やシートなどで適切な措置をとること等も養生として呼んでいます。

高圧洗浄

  • 改修工事などで、汚れを落とすために圧力をかけた水を吹き付けることです。とくに塗装下地や左官下地に対して、高圧洗浄をかけてその状態を確認したりします。

柱の根継ぎ・土台替え

  • 柱の根継とは柱の悪くなった部分を取り除き新しい材で補う日本の伝統技法です。柱に負荷が掛らぬように建築ジャッキなどで対応部材を支えての作業になります。
    接着剤、釘、金物は使いません。(大変にシビアな作業となります。)
  • 土台替えとは上記のように対応個所に負荷が掛らぬように建築ジャッキを使って前準備をして腐食土台を取り外し新しい土台に入れ替えます。

家を上げるジャッキの種類は?・・・

建築ジャッキ・ジャーナルジャッキ・油圧式ジャッキと3仕様のジャッキがあります。

  • 弊社は、建築ジャッキジャーナルジャッキを採用し、主に建築ジャッキを使用しています。
    油圧式ジャッキは確かに嵩揚げスピードは迅速ですが、嵩揚げ工事の場合、建物(木造住宅)に対する負荷度合いを確認(揚げ・下げ)しながらの作業です。その点、建築ジャッキ又は、ジャーナルジャッキは危惧感なく安定し、作業条件に適応した嵩揚げ・下ろし作業が出来ます。

    建築ジャッキ
    建築ジャッキ―

    ジャーナルジャッキ
    ジャーナルジャッキ

家を曳くチルホールとは?・・・

チルホール

工業用牽引機(ウインチ)で機器名・チルホール(ドイツ製)です。

  • 手動式でコンパクトながら非常に牽引能力に優れています。曳き家工事をはじめ重量物吊上げ工事などにも使用しています。

下ろし作業

嵩揚げした後に目的の位置で建物にジャッキを据え付けて
ジャッキダウンさせて行く作業工程で嵩揚げの逆作業を行います。

沓木(くつぎ)とは?

まず、建築用語に沓摺(くつずり)という言葉があります「開き戸の下部、部分の部材」を指していています。「沓木(くつぎ)」も家を曳く時にもそのような役目を果たすため土台下に「舟形の木」を差し込んでその上に家を下にはコロ(木製)を入れて曳くので「沓木」と昔から曳き家工事で使われている専門用語です。(現在は、沓木の底面を鉄製にして鉄管コロを使用します。先路がH鋼のためコロとの回転調和が取れます。又はH鋼材を舟型に加工して沓木として使用する場合もあります。)

先路

建物を曳き家(移動)する為の路です。通路と考えてご理解されて頂ければ良いです。その為には、高さや幅、対象建物の重量を考慮しながら枕木などで路を構築していきます。

スリッパ

スリッパとは枕木(材質は樫・栗材)の事を指していて曳き家の専門用語です。そのスリッパをジャッキアップした際に井形状(サンダル)に組ながら、積み上げて使用したり、先路のレール下にも使用して対象物件を支える役割をします。

天端(てんば)

建築用語で各部位や部材などの上面のこと。また、「上端(じょうたん)」とも言います。 例えば、基礎天端、土台天端、梁天端、下額縁天端、カウンター天端、笠木天端など、言葉として使われる。