既存基礎を活かす工法とは?




















住宅狂い直し

住宅の老朽化、その他での不陸調整工事(狂い直し)です。

ジャッキの据え付け
①図は既存基礎を活かす為にまず、土台アンカーボルトのナットを外してグラインダー等の工具でH鋼材(縦10㎝×横10㎝角)を差し入れるため既存基礎を最小限に穴をあけます。そして要所どころ(柱下)にH鋼材を差し入れて互いにジャッキを据え付けてアップさせていきます。

ライナー、モルタル充填
②図は多目にジャッキアップし、建物を水平レベルにして基礎と土台の間にライナー(スチール)、を入れモルタルなどで充填させ硬化した後に建物(住宅)をジャッキダウンして収めます。また、この段階で水廻りの土台や床下の腐食、建付けの不具合状態などがあった場合には、補修工事も併せて行います。

既存基礎を活かす

・・・シンプルながら確実に・・・

ジャッキアップ工法

[check]●この工法はシンプルですが、建物に優しいジャッキアップ工法です。
[check]●弊社の場合は敢えてコンピューター制御(油圧式)のジャッキアップ工法をとっておりません。
[check]●永年の工事経験で緩やかに建物の状態(負荷度合い)を確認しながらの作業となります。それ故に食器棚などの食器もそのままでの工事となり工事期間中、変わらぬ日常生活が送れます

既存基礎を活かすので
低コストで不陸調整工事ができます。
電気、ガス、給排水・バス・トイレ・電話などのライフラインを使用可能にした上での作業開始となります。




新規基礎工事

液状化地帯での基礎工事

※この作業は地盤での残留水の汲み上げ、空洞化現象での砕石(セメント材混合)挿入して地盤補強工事をし、ライフラインの使用継続可能にした上での作業開始となります。
損壊状況に応じて、例えばコンクリート基礎が著しく亀裂又は、損壊があった時には止むを得ずコンクリート基礎を新規に構築されるようにお勧めします。
以下、その場合の建物と工事の状態をご案内します。


①ジャッキ据え付け

お住まいのままで

●始めに、電気・電話線・ガス・灯油タンク・水廻りの給排水配管延長を行い、基礎廻り障害物の移動・撤去作業、植木などの養生を致します。外廻り基礎へのジャッキ穴をハズリながら、土台、床下の要所どころへジャッキ据え付け、アンカーボルトを切断してジャッキアップ開始します。※ジャッキ据え付け台数は、建物(住宅)の重量計算をして決まります。

②基礎打ち替え工事

基礎打ち替え工事
●建物をジャッキアップした上でH鋼材にて受け替えし(以後、工事竣工まで、H鋼材にて建物を受けたままです。)この時点で建付けなどで日常生活に支障をきたしている場合は最優先で調整します。そして既存基礎を解体除去する。次に建物下部を総掘り(人力)で耐圧盤(ベタコンクリート)打設し、建物の重量計算に基ずいた鉄筋組立を行います。




③型枠取り付け

型枠取り付け
●型枠を取り付けて生コンクリートを注入します。コンクリート養生(硬化)して充分に基礎硬化状態を確認した上で型枠を取り外します。

④立ち上がり布基礎完成

立ち上がり基礎完成
●立ち上がり基礎が完成しました。次にH鋼材設置作業準備に入ります。H鋼材は建物の構造により、H鋼材のサイズが異なり長尺材を切断整形してそれぞれの適所に設置します。




⑤H鋼材を設置する

H鋼を設置する
●H鋼材を設置する事により弊社、独自の工夫を凝らした液状化対策工事が出来ます。また、弊社の基礎工事には頑丈でキレイとの定評があります。そして永年の曳き家、嵩揚げなどのスキルを活かした工事内容を自信もってお勧めします。勿論、地球規模で断層が激しく動いた場合にこの限りではありませんが弊社の独自工法を採用することで、少なくとも将来、東日本大震災規模の地震でも安心です。※更に詳しくはお問合わせください。

⑥建物据え付け

建物据え付け


●ジャッキダウン作業に入ります。H鋼材を受け替えして建物を基礎に据え付けてH鋼材を外し、床下の清掃や再度、建付け確認、ライフライン給排水の配管、外回り整地、その他、工事前の状態に復旧させて竣工します。

●工事期間中、日常生活に支障がありません。また、ジャッキアップする事で段差ができますがそのつど、作業を終了時には、出入り口の段差ケアー作業をしますのでご心配なく安全、安心して通行できます。


●地層調査だけをご希望の場合は、オプションとさせて頂きます。

液状化での住宅修復工事を行う上で、地層調査(支持層位置の確認)は、欠くことが出来ない、重要な事前調査です。その調査により、工事工法が決定されます。